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「イカスミの小さな焼きリゾット」のワザ者 TRATTORIA DI MARE 岡田シェフ

それぞれのカルチャーを突き詰め、ワザを磨き続ける出展者を魂の文化祭では“ワザ者”と呼びます。ここでは、ワザ者たちのインタビュー記事を公開します。

第16弾は、TRATTORIA DI MARE 岡田さん。

料理を始めたきっかけは?


 僕が子供の頃は、外食なんて夢のまた夢。もの凄く特別なことだったからね。アルバイトが出来る15歳になって、厨房に入ったら興味深い事ばっかりで楽しくて。それからもう40年経ちますね。神戸の洋食屋で修業していた10代の頃に出会った料理長の紹介で、沖縄に来ました。


 1980年代後半には、まだ沖縄にイタリアンのお店がありませんでした。だったらやってみようということで、最初は那覇・久茂地に居酒屋風イタリアン”屋台ディ・マーレ”というお店を開き、そこから場所を移して、10年ほど前にトラットリア・ディマーレがオープンしました。

「イカ墨」の「焼きリゾット」という料理は初めて聞きます。


 実はイタリア料理と沖縄料理は似ている部分が多いんです。イタリア料理のアクアパッツァと沖縄料理のマース煮も作り方がそっくりです。それぞれの味つけは違いますが、イタリアにはイカ墨パスタ、沖縄にはイカ墨汁があります。そんな沖縄のイカ墨とイタリア・ミラノで出会った焼きリゾットを融合させて生まれたのがイカ墨焼きリゾットなんです。


 cobaさんが初めてお店に来てくれた時は、北部農林高校が開発した豚を使った料理も出したと思います。沖縄には、沖縄の風土に合った素材作りをする方が多くいるので、自分はそれを料理で活かすんです。こうやって、イタリア料理を続けてきた自分が、中華を作ってたらどんな料理が生まれるんだろうね。そう考えると、これからの料理がもっと楽しみだね。

文化祭会場では、出展者との対話も歓迎。

見るもよし、食べるもよし、語り合うもよし。

“ワザ者”たちの魂に触れよう!

出展者情報公開中!


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