それぞれのカルチャーを突き詰め、ワザを磨き続ける出展者を
魂の文化祭では“ワザ者”と呼びます。
ここでは、ワザ者たちのインタビュー記事を公開します。
第5弾は、スタジオde-jin 若山大地(わかやま だいち)さん。
左 若山大地さん 右 恵里さん
沖縄各地の古い村落に残る石獅子をモチーフに、手のひらサイズの石獅子を彫る。
石獅子を彫り始めた経緯は?
県芸大への進学を機に沖縄に来ました。親戚が沖縄に住んでいて、小さい頃から遊びに来ていたこともあり、私にとって沖縄は自分の根っこを感じられる場所なんです。
大学で彫刻を専攻していて、卒業後も沖縄で彫刻を続ける道を探っていた頃、友人の張り子作家から「沖縄で彫刻をやるなら、石獅子があるよ」と勧められたんです。
村落に残る石獅子。左から、八重瀬町・富盛の石彫大獅子、
那覇市・上間のカンクンカンクン、宜野湾・喜友名の石獅子
実際に石獅子を観に行くと、原始的な雰囲気に心動かされました。上手とは言えない石獅子も多いですが、無理のないシンプルな造形で、生活の中に石獅子が溶け込んでいるんです。
多くの石獅子で使われている琉球石灰岩は沖縄を形作る岩石、いわば沖縄そのものです。沖縄で彫ることが許されている彫刻に出会えた気がして、彫り始めました。
「晴天のもと皆様にお会いできることを楽しみにしております。」
文化祭会場では、出展者との対話も歓迎。
見るもよし、食べるもよし、語り合うもよし。
“ワザ者”たちの魂に触れよう!
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